統合失調症
食事と栄養素による統合失調症治療。統合失調症と診断された方へ、生化学的で詳細な血液検査と、機能性低血糖症(血糖調節異常)を診断するための5時間糖負荷検査によって、統合失調症の症状だけではない、客観的な診断を行う新しい治療法をご提案いたします。
1.統合失調症とは(一般的解釈)
統合失調症は世界各国で100人に1人弱が罹患するといわれています。統合失調症は、脳のさまざまな働きをまとめることが難しくなるために、実際にないものをあるように感じる幻覚や自分の悪口が聞こえてくる幻聴、テレビやネットで自分の情報が流されているという妄想などの症状が起こる病気です。統合失調症の他の症状としては、身なりに全くかまわなくなったり、人付き合いを避けて引きこもることもあります。
参考・引用:「統合失調症」みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)
2.一般の統合失調症診断と治療
統合失調症の診断は、本人または家族との問診を中心に進められます。そしてその問診をもとに病名が診断されます。統合失調症の診断基準マニュアルには「DSM-Ⅳ-TR」(アメリカ精神医学会が編集した精神疾患の分類と診断のマニュアルと基準)と「ICD-10」(WHOの国際疾病分類基準)が存在します。これらDSM-Ⅳ-TRとICD-10のどちらを採用するかは病院や医師ごとの判断になっています。そして現在、統合失調症治療の基本は、薬物療法と心理社会的な治療が両輪になっています。
3. オーソモレキュラー療法の統合失調症治療へのアプローチ
食事と栄養素による統合失調症治療。
統合失調症と診断されている方の中には、多くの栄養障害を伴っている方がいらっしゃいます。栄養障害の種類としては、ビタミンB群不足、タンパク質不足、低コレステロール血症などが挙げられます。このような栄養障害が統合失調症の神経症状の起因となっていることもあるのです。
そこで、オーソモレキュラー療法における統合失調症治療では、詳細な血液検査を行い、そのデータと症状から栄養素の欠損を見抜き、個々人に合った必要な栄養素を選択していきます。そして適切な食事と血液データによる最適な栄養素補給によって、多くの症状が改善し、薬剤の減量や中止を可能にする場合があります。
4.血糖調節異常・機能性低血糖症と統合失調症
血糖調節異常である機能性低血糖症のひとつ、反応性低血糖症の型を取る方々の中に、幻聴や幻覚などの統合失調症症状を呈することが多くあります。このように統合失調症症状の原因が血糖調節異常である場合、まず血糖をコントロールするために、良質なタンパク質や脂質中心の食事内容に改善します。そして食事で血糖をコントロールするとともに、ナイアシンを中心とした栄養素補給による治療を行います。適切な血糖コントロールと血液データによる個々人に合った最適な栄養素補給によって、多くの症状が改善し、薬剤の減量や中止を可能にする場合があります。
低血糖症チェックリスト
以下の項目の中で該当するものに○をつけてください。
1 | 甘いもの、スナック菓子、清涼飲料水をほぼ毎日摂る | |
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2 | 空腹感を感じ、おやつを食べることが多い | |
3 | 夜中に目が覚めて、なにかを食べることがある | |
4 | 夕方につよい眠気を感じたり、集中力が落ちる | |
5 | 体重の増減が著しい | |
6 | 体重が増えてきた、または痩せにくくなった | |
7 | イライラや不安感が、甘い物を摂ることでよくなったことがある | |
8 | 頭痛、動悸、しびれなどが甘い物を摂ることでよくなったことがある | |
9 | 安定剤や抗うつ剤を使用しても、あきらかな症状の改善がない | |
10 | 血縁者に糖尿病の人がいる |
※10項目のうち、3項目以上にチェックがついた人は、低血糖症かもしれません。低血糖症は統合失調症に間違えられやすい栄養のトラブルとなっています。
5.このような方はオーソモレキュラー療法実践クリニックへ
- 多剤併用を止めて単剤にしたい
- 薬の副作用を軽減させたい
- 根本的に体を改善させて統合失調症の治療に取り組みたい
- 体のだるさをなんとかしたい
- 生活の質(QOL)を上げて元気に生活を送りたい
統合失調症治療で、このような心当りがございましたら、ぜひ一度、オーソモレキュラー療法実践クリニックへご相談ください。
(※ 低血糖症を判断する5時間糖負荷検査は、掲載された全てのオーソモレキュラー療法実践クリニックで実施されているものではありません。検査を希望される際には、事前にお電話などにて各医療機関へお確かめ下さい。)