治療の実際 -

20代前半女性

主訴:けいれん、パニック障害(20代前半 女性)

症状・病気

けいれん、呼吸困難、イライラ感、不安感、恐怖感、自傷行為、発狂、頭痛、引きこもり、めまい、立ちくらみ
受診半年前けいれん発作

初回時

自覚症状

項目 初回
顔色が悪い 特にひどい
目がよく疲れたり痛む 特にひどい
食物がのどや胃にもたれる 特にひどい
手足が冷える、しもやけになる ひどい
寒さに敏感だ、クーラーは苦手である 特にひどい
イライラしたり怒りっぽくなる ひどい
生理前に気分の変調がある 特にひどい
【その他の自覚症状】
  • 体重10kg減少
  • 月経不順

データ

検査項目 単位 初回
総蛋白 g/dl 7.2
AST IU/l 13
ALT IU/l 9
ALP IU/l 101
γ-GTP IU/l 12
血清鉄 μg/dl 22
不飽和鉄結合能 μg/dl 345
フェリチン ng/ml 2.4
赤血球数 万/μl 387
Hb g/dl 9.4
Ht % 29.9
MCV fl 77
投薬 なし

この期間の栄養素

  • ヘム鉄
  • ビタミンB群
  • 亜鉛
  • α-リポ酸
  • ビタミンC
  • 必須アミノ酸
  • カルシウム
  • マグネシウム

経過その1(3ヶ月後)

自覚症状

項目 初回 3ヶ月後
顔色が悪い 特にひどい ひどい
目がよく疲れたり痛む 特にひどい ひどい
食物がのどや胃にもたれる 特にひどい ひどい
手足が冷える、しもやけになる ひどい ひどい
寒さに敏感だ、クーラーは苦手である 特にひどい 特にひどい
イライラしたり怒りっぽくなる ひどい ひどい
生理前に気分の変調がある 特にひどい 特にひどい
【改善した点】
  • 治療前を10とすると、現在の状態は4まで改善
  • 糖質制限食実施
  • 補食:ナッツ、アミノ酸

データ

検査項目 単位 初回 3ヶ月後
総蛋白 g/dl 7.2 7.6
AST IU/l 13 16
ALT IU/l 9 18
ALP IU/l 101 124
γ-GTP IU/l 12 16
血清鉄 μg/dl 22 100
不飽和鉄結合能 μg/dl 345 221
フェリチン ng/ml 2.4 17.1
赤血球数 万/μl 387 474
Hb g/dl 9.4 13.6
Ht % 29.9 43.3
MCV fl 77 91
投薬 なし なし

この期間の栄養素

  • ヘム鉄
  • ビタミンB群
  • 亜鉛
  • α-リポ酸
  • ビタミンC
  • 必須アミノ酸
  • プロテイン

経過その2(30ヶ月後)

自覚症状

項目 初回 3ヶ月後 30ヶ月後
顔色が悪い 特にひどい ひどい 時々
目がよく疲れたり痛む 特にひどい ひどい 時々
食物がのどや胃にもたれる 特にひどい ひどい 時々
手足が冷える、しもやけになる ひどい ひどい 時々
寒さに敏感だ、クーラーは苦手である 特にひどい 特にひどい ひどい
イライラしたり怒りっぽくなる ひどい ひどい 時々
生理前に気分の変調がある 特にひどい 特にひどい いいえ
【改善した点】
  • 治療前を10とすると、現在は1まで改善。
  • 糖質制限食やや実施
  • 補食:ナッツ、ヨーグルト
【残された問題点】
  • 疲労感
  • 睡眠障害

データ

検査項目 単位 初回 3ヶ月後 30ヶ月後
総蛋白 g/dl 7.2 7.6 7.8
AST IU/l 13 16 20
ALT IU/l 9 18 24
ALP IU/l 101 124 161
γ-GTP IU/l 12 16 18
血清鉄 μg/dl 22 100 100
不飽和鉄結合能 μg/dl 345 221 196
フェリチン ng/ml 2.4 17.1 62.2
赤血球数 万/μl 387 474 455
Hb g/dl 9.4 13.6 14.3
Ht % 29.9 43.3 45.7
MCV fl 77 91 100
投薬 なし なし なし

栄養素の説明

治療の実際と改善例