自律神経失調症
食事と栄養素による自律神経失調症治療。自律神経失調症と診断された方へ、オーソモレキュラー療法では、まず生化学的な詳細な血液検査を行います。そして自律神経失調症と間違われやすい血糖調節異常を診断するための5時間糖負荷検査によって、症状だけではない客観的な診断を行う、新しい治療法をご提案いたします。
1.自律神経失調症とは(一般的解釈)
自律神経失調症は、自律神経がストレスなどにより正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。
自律神経失調症の症状としては、だるい、眠れない、疲れがとれない、頭痛、動悸・息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなどの不定愁訴があります。精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が自律神経失調症で現れることもあります。
参考・引用:自律神経失調症|e-ヘルスネット(厚生労働省)
2.一般の自律神経失調症 診断と治療
「自律神経失調症」は、実のところよくわかっていないというのが正解です。
自律神経失調症と診断するには、まず検査で症状の似ている病気を除外します。それでも病気がわからない場合、自律神経失調症が疑われるため、問診や心理テスト、性格テストなどで診断をします1)。
現在、一般の自律神経失調症の治療法としては、薬物やホルモン剤などによる対症療法、睡眠の周期を整える行動療法などがありますが、ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が最も大切であるといわれています2)。
参考・引用:
1)自律神経失調症(日本医師会HP)
2)自律神経失調症|e-ヘルスネット(厚生労働省)
3. オーソモレキュラー療法の自律神経失調症治療へのアプローチ
食事と栄養素による自律神経失調症治療。
詳細な血液検査に基づく最適な栄養素の選択と食事の見直し。
オーソモレキュラー療法の自律神経失調症治療へのアプローチでは、自律神経失調症に対して詳細な血液検査を行います。
自律神経失調症と診断されている方の中には、鉄不足、ビタミンB群不足、タンパク質不足、低コレステロール血症など、多くの栄養障害を伴っている方が多くいらっしゃいます。このような栄養障害がさまざまな症状の起因となっていることもあるのです。
自律神経失調症の根本治療を目指すオーソモレキュラー療法では、詳細な血液検査を行い、そのデータと症状から個々人に合った必要な栄養素を選択していきます。そして良質なタンパク質や脂質を中心とした食事内容にシフトし、日々生まれ変わる細胞の材料をしっかり入れることで、生き生きとした心身を取り戻します。
4.血糖調節異常・低血糖症と自律神経失調症
血糖調節異常である低血糖症の症状として、自律神経失調症と間違われやすいうつ症状やパニック症状を呈することも多くあります。血糖調節異常・低血糖症が原因である自律神経失調症の場合、血糖のコントロールのために良質なタンパク質や脂質を中心とした食事内容に改善し、並行して個々人に合ったテーラーメードの栄養素を補給する治療を行うことにより、多くの症状が改善し、薬剤の減量や中止を可能にする場合があります。
低血糖症チェックリスト
以下の項目の中で該当するものに○をつけてください。
1 | 甘いもの、スナック菓子、清涼飲料水をほぼ毎日摂る | |
---|---|---|
2 | 空腹感を感じ、おやつを食べることが多い | |
3 | 夜中に目が覚めて、なにかを食べることがある | |
4 | 夕方につよい眠気を感じたり、集中力が落ちる | |
5 | 体重の増減が著しい | |
6 | 体重が増えてきた、または痩せにくくなった | |
7 | イライラや不安感が、甘い物を摂ることでよくなったことがある | |
8 | 頭痛、動悸、しびれなどが甘い物を摂ることでよくなったことがある | |
9 | 安定剤や抗うつ剤を使用しても、あきらかな症状の改善がない | |
10 | 血縁者に糖尿病の人がいる |
※10項目のうち、3項目以上にチェックがついた人は、低血糖症かもしれません。低血糖症はさまざまな症状を起こす栄養のトラブルとなっています。
5.このような方はオーソモレキュラー療法実践クリニックへ
- めまいや動悸、不安感、下痢や便秘を繰り返す方
- 検査では全く問題ないとされ、自律神経失調症と診断された方
- 自律神経失調症と診断されて薬を飲んでいるが一向に良くならない方
- 自分の体調の不調の原因を探りたい方
自律神経失調症でこのようなお心当たりのある方は、ぜひ一度オーソモレキュラー療法実践クリニックにて詳細な血液データを調べてみてはいかがでしょうか?
(※ 低血糖症を判断する5時間糖負荷検査は、掲載された全てのオーソモレキュラー療法実践クリニックで実施されているものではありません。検査を希望される際には、事前にお電話などにて各医療機関へお確かめ下さい。)