チック(トゥレット障害)
オーソモレキュラー療法のチック(トゥレット障害)治療へのアプローチでは、まず生化学的で詳細な血液検査を行います。そして、その結果からチック(トゥレット障害)特有の症状を引き起こすような異常を探し出していきます。チック(トゥレット障害)と診断されて一向に良くならない、そのような方はぜひ一度ご相談下さい。新しい治療法をご提案いたします。
1.チック(トゥレット障害、トゥレット症候群)とは(一般的解釈)
チック(トゥレット障害)は発達障害のひとつとされています。チックは「まばたき・顔しかめ・首振りのような運動性チック」症状や、「咳払い・鼻すすり・叫び声のような音声チック」を主症状とするタイプがあります1)。トゥレット障害はトゥレット症候群、ドゥラトゥーレット症候群ともいい、音声チックを伴い、複数の運動チックが一 年以上持続するものをいいます。発症は男性優位であり、家族発症が多いとされています2)。
【参考・引用】
1)各障害の定義(発達障害情報センター)
2)トゥレット症候群(難病情報センター)
2.一般のチック(トゥレット障害)診断と治療
一般のチック(トゥレット障害)診断では、運動チックと音声チックの有無やその頻度、期間、年齢などが考慮されて診断されます。診断基準マニュアルには「DSM-Ⅳ-TR」(アメリカ精神医学会が編集した精神疾患の分類と診断のマニュアルと基準)と「ICD-10」(WHOの国際疾病分類基準)が存在します。チック(トゥレット障害)の治療はさまざまな薬剤投与が試されていますが、まだ確立されていません。早期診断、年齢に応じた環境要因の調整、本人の意識、理解が大切であるとされています3)。
【参考・引用】
3)トゥレット症候群(難病情報センター)
3. オーソモレキュラー療法のチック(トゥレット障害)治療へのアプローチ
チック(トゥレット障害)は、ドーパミンという神経伝達物質に関連する薬剤の投与によって軽減することから、脳に問題が起きていることが示唆されています。そこで"オーソモレキュラー療法"のチック(トゥレット障害)治療へのアプローチでは、子どもの脳は小学校入学後もまだ発達段階であるということを大前提として、血液検査によって不足している栄養素を調べ、それを補うというアプローチを行います。
健全な脳機能の維持には、脳にとって必要かつ充分な栄養素を補給するということが大切になります。ましてや発達状態にある子どもの脳には、脳にとって必要かつ充分な栄養素を補給することが何よりも大切です。
また、チックには成長痛のような夜間の下肢の痛みが頻繁にみられます。この症状だけからみても、チックには何らかの重大な栄養障害が関係していることが想像できます。骨の成長に伴う痛みなどの症状がある場合には、カルシウム不足のほかに、タンパク質(アミノ酸)の不足や鉄・亜鉛・ビタミンA・ビタミンB群などの複合的な栄養障害がある場合があります。
"オーソモレキュラー療法"では、すべてのチック(トゥレット障害)の方に血液検査を行います。そしてそのお一人おひとりにとって正常な脳の発達に必要な栄養素を選び、量を決めてアプローチしていきます。
4.このような方はオーソモレキュラー実践クリニックへ
- 目をパチパチしたり、顔をクシャっとしたり、首や肩を不自然に動かしたりする動作がある方
- 頭を激しく振ったり、上半身を急激に傾けたりする動作がある方
- 『オウゥッ』とか『アウゥ~』などのような音声を発する方
- 時に意味を持つような単語を不適切に繰り返す方
このような方は、ぜひ一度、オーソモレキュラー療法実践クリニックへご相談ください。生化学的で詳細な血液検査を行い、その結果から特有の症状を引き起こすような異常を探し出していきます。